四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクトが10月2日、2019年度グッドデザイン賞(公益法人日本デザイン振興会主催)に選ばれました。部門は社会貢献部門です。受賞により、シンボルの「Gマーク」を使用することができるようになりました。
プロジェクトはお遍路さんのための休憩所「ヘンロ小屋」を、ボランティア作る活動です。建築家の歌一洋・元近畿大学教授が提唱し、2001年に第1号ができました。歌さんのバックアップ組織「「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会とともに建設を進め、2019年10月までに56棟が完成しました。
審査では、次のような評価をいただきました。「まず何よりも、2001年からボランティアで作ってきたという事実に圧倒される。しかも、場所それぞれの特性をデザインに活かし、地元産の素材によって生まれた56ヶ所もの小屋。これまでどれだけ多くの人が利用し、この場で何を考え、そしてどのような交流が生まれたのだろう。支え合う精神、無償の愛が結実した素晴らしい取り組みに、心からの拍手を贈りたい」
なお、10月31日〜11月4日、2019年度グッドデザイン賞受賞展が、東京ミッドタウン六本木で開かれます。