ヘンロ小屋・土成にお遍路さんの思いをつづる刺繍を掲示

 徳島県阿波市土成町吉田字芝生、ヘンロ小屋57号・土成に10月16日、お遍路さんの思いを綴った刺繍のタオルを掲示しました。

ヘンロ小屋から約1キロ離れた場所に、越久田博一・良子さん夫妻が運営しているお遍路さんの接待所があります。タオルはその接待所にありました。。

平成20年に接待所開設10周年を記念して、熊本県のお遍路さんが、何度も四国を歩いた体験を綴った詩を、愛媛県今治のタオル工場で刺繍して贈ったものです。永らく接待所に掛けられ、歩きお遍路さんを励まし続けていました。越久田さん夫妻が高齢で接待所を閉めることになり、お遍路さんの思いを後世に伝えたいと、近くにできたヘンロ小屋土成に寄贈しました。

タオルは1枚の大きなものでした。そのままではヘンロ小屋に掲示できません。そこでタオルを4分割して板に張り付け、それを小屋の中に取り付けました。同時に、このタオルの説明文もつけました。

詩は全部で21。どれもタイトルをつけた短いものです。 〈一歩一歩〉

  過去を振り返りすぎず

   将来を見すぎず 足の裏から

   光が出るくらい

   お天道さまを浴びて

  今の一歩を

   大切に歩むべし


〈一期一会〉

  出逢いのすべては

 一瞬で決まる

だからその時のために

 心・技・体を磨いておくのだ

  名刀のように

   瞬発力を身に付けて


↑取り付け作業


↑掲示した刺繍


↑掲示する前の刺繍


↑越久田さん夫妻



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