徳島県海陽町浅川鯖瀬口に建設していたヘンロ小屋59号鯖瀬が完成し、10月3日午後1時半から竣工式を行いました。あいにくの雨で、式は小屋の中で行う異例の形になりました。
小屋の場所は国道55号から四国別格4番鯖大師本坊(八坂寺)へ入っていく角地です。土地は鯖大師さんの所有地をお借りしました。
式には鯖大師の柳本明善住職、工事関係者、四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクトのメンバーら、15人が参列しました。式は柳本住職の読経で始まりました。続いて小屋を設計したプロジェクトの歌一洋・主宰者が、設計意図を説明する予定でした。しかし体調を崩して出席できず、メッセージをプロジェクトのメンバーが代読しました。概要は「小屋のデザインは、お大師さんにまつわる鯖のイメージです」と説明し、最後に「あと30棟の建設を目指していますので、ご協力をよろしくお願いします」と締めくくっていました。
最後に、プロジェクトの鍛谷幸一・徳島支部長が「たくさんのお遍路さんに使っていただきたい」とあいさつしました。柳本住職が紅白の餅を準備してくださったのですが、雨のために餅巻きできず、袋に入れて参列奢に手渡ししました。
小屋の建設は大工さんにお願いしましたが、中のベンチの設置、ベンチの背もたれの役目も果たす塀の塗装は、プロジェクトのメンバーが手作りしました。建設費は、支援する会の会費や、朝日ビールなどからの寄付金をあてました。