ヘンロ小屋47号大根の竣工式



 徳島県阿南市新野町西光寺にヘンロ小屋47号「大根(おおね)が完成し、6月15日に現地で竣工式がありました。
 施主は東京の和田マネイジメント社長、和田一廣さんで、103人からの寄付金集めにも尽力しました。22番霊場平等寺の住職と懇意で、阿南市での小屋建設になりました。土地探しは阿南市の鎌田武さんらが中心になり、建設は工務店に頼まず、鶴羽正喜さんら20人近くが引き受けました。ヘンロ小屋建設の理想的なスタイルといえます。
 竣工式には和田さん、プロジェクトの主宰者で小屋の設計をした歌一洋・近畿大学教授、地元の方々のほか、「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会のメンバーら約50人が参列しました。歌さんは「このあたりは大根の産地なので、大根をイメージして設計した。最近は自然災害も多いので、祈り塔というイメージも重ねた」と、設計の狙いを説明しました。
 式ではテープカットや万歳三唱をして、休憩所の完成を祝いました。また、祝いの餅や、甘酒なども振る舞われました。


↑竹林を背景に立つヘンロ小屋47号「大根」
↑ヘンロ小屋47号「大根」の竣工式

↑平等寺の住職による読経

↑お遍路さんも焼香

↑テープカット

↑地元の方が甘酒やおにぎりのお接待をした

↑ヘンロ小屋47号「大根」の内部


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