ヘンロ小屋などへの張り紙について、支援する会の見解



 四国の遍路道に悪意を感じさせるビラが張られ、マスコミも取り上げて社会問題化しています。「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」が建設したお遍路さんのための休憩所「ヘンロ小屋」にも、ビラが張られているのが見つかりました。大変残念なことです。
 張り紙の内容は、「礼儀しらずな朝鮮人達が気持ち悪いシールを四国中に貼り回っています。見つけ次第、はがしましょう」といったものです。小屋に置いてある“ヘンロ小屋ノート”に、同様の内容が書き込まれたケースもあります。
 このため、支援する会は、この出来事に関する見解をまとめました。以下の通りです。


●ヘンロ小屋などに張られた張り紙に関する見解
 四国の遍路道に悪意を感じさせるビラが張られ、マスコミも取り上げて社会問題化しています。「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」が建設したお遍路さんのための休憩所「ヘンロ小屋」にも、ビラが張られ、小屋に置いてあるノートにも同様の書き込みが見つかりました。大変残念なことです。

 遍路や、お接待の文化は、支え合い、助け合い、感謝し合うことが根底にあり、その上でお互いを認め合う文化だと、「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会は考えます。お遍路さんと四国のみなさん、お遍路さん同士も、この気持ちが結び付けていると思います。それは平和を求める文化だとも言え、排斥や中傷は、遍路とは相いれないものです。
 だからこそ、多くの人々が四国に行き、遍路をするのではないでしょうか。外国人のお遍路さんが増えているのも、そのためだと考えます。
 支援する会は、そんな考えが日本中に、世界中に広がっていくのを願って、活動を続けています。その1つの取り組みとして、日韓の有志が志を持ち寄って、「日韓友情のヘンロ小屋」(正式名称はヘンロ小屋「茶処みとよ高瀬})をつくる計画を進めています。残念ながら現在、日本と韓国の関係が良いとは言えません。そんな時だからこそ、日韓の友情を育む草の根の活動が必要ではないでしょうか。
              「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会




      張り紙問題を取り上げた新聞記事↑




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