香川県三豊市で、ヘンロ小屋「茶処みとよ高瀬」の建設計画が進んでいます。愛称は「日韓友情のヘンロ小屋」で、2014年中の完成を目指しています。日本と韓国の両国で募金活動を進め、建設費用にあてます。このため、「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会は、計画に賛同してくださる方からの寄付金をお願いしています。
2014年3月1日、「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会の第8回総会が大阪市で開かれました。総会では、韓国ソウル市在住の崔象喜さん(2013年に四国八十八ヶ所霊場会の公認先達)を講師に迎え、講演会も開きました。講演会の中で、プロジェクトの主宰者・歌洋一さんと崔さんが対談したことが、「友情の小屋」のきっかけとなりました。「韓国や世界からのお遍路さんと、日本の人の交流の場をつくりたい」という2人の思いが一致し、計画がスタートしましたのです。
場所は三豊市高瀬町の国道11号沿いで、歯科医院の土地の一部、約30平方メートルを貸していただきました。小屋の設計は、今回も歌さんが担当しました。当地が高瀬茶の産地として知られていること、韓国にも茶の文化があることから、高瀬茶の葉を小屋の屋根のデザインに取り入れ、すでに設計は終わっています。
支援する会などが日本と韓国での募金活動を行い、建設費用をねん出します。5月31日に歌さんと支援する会のメンバー2人がソウル市を訪ね、韓国の遍路仲間と交流しました。その席上で、崔さんが呼び掛けて集まった40万円が、歌さんに手渡されました。その後も、韓国で募金活動が進んでいます。
一方、日本では歌さんと支援する会が寄金を募っています。すでに約30万円が集まっていますが、建設費用には足りません。みなさま方のご支援をお願いします。
現地では、ヘンロ小屋・茶処みとよ高瀬の管理をする方々が実行委員会を作って、建設にかかわっています。また、地元のNPOおたすけネットワークのみなさんが、予定地の草刈などをしてくださり、建設の準備は整いました。
◆「日韓友情のヘンロ小屋」建設にご協力をお願いします。建設資金を支援しただける方は、郵便振替00910−1−317826へお願いします。会費などとの混乱を避けるため、振替用紙の通信欄に「友情」と記入してくださるよう、重ねてお願いします。なお、支援する会の連絡電話は06−6264−2150(歌一洋建築研究所に事務局を置いています)です。