ヘンロ小屋54号を建設、上棟式

 高知県四万十市間崎1175−1にヘンロ小屋54号がほぼでき上がり5月5日、上棟式をしました。
 小屋の施主は幡多信用金庫(四万十市、松田基理事長)で、資金を提供していただきました。幡多信金としては▽9号・大月▽13号・佐賀▽22号・大方▽30号足摺▽33号宿毛に続いて6棟目になります。
 場所は37番岩本寺から38番金剛福寺に向かう途中で、間崎地区の集会施設の敷地内です。そばには公共のトイレもある便利な所です
 小屋は四万十川の流れをイメージしたデザインになりました。小屋の中の長いベンチと屋根が蛇行していて、四万十川の流れを示しています。
 四万十市はその昔、京都から公家の一条家が移り住んだ土地で、小京都とも呼ばれます。京都の大文字の送り火をまねた風習が今で伝わり、小屋の窓からは大文字が見えるようになっています。
 小屋は角材を積み上げていく建設方法です。基礎工事と屋根の部分は発注しましたが、ベンチと壁部分の組み立て、屋根の野地板の取り付けまでは、設計した歌一洋さんと「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会の会員が引き受けました。このため大阪から12人が現地に出かけて作業に当たりました。歌さんと会員による手づくりの建設は、44号・神宅に続いて2棟目です。
 建設メンバーは民宿に泊まり込み、5月1日から5日まで作業を続けました。途中で雨も降りましたが、幸い大雨にはならず、5日には建設が終わりました。このため、高野山真言宗の僧で、作業に加わった柴谷宗叔役員によって上棟式を行いました。
 後は屋根部分の工事を専門業者が行い、小屋は完成します。小屋の名前、竣工式の日程は、幡多信金と話し合って決めます。
 
 
 
 

↑作業には計12人が参加しました

↑地上班と屋根班に分かれて作業

↑上棟式

↑屋根部分を除いてほぼ完成したヘンロ小屋

↑作業が終わって記念撮影




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