歌さんと歩く会第5回

 「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会は11月7、8両日、歌一洋さんと歩く会の第5回を、高野山周辺で行いました。参加は歌さんを含め、計10人でした。
 南海電鉄の橋本駅で10人全員が合流しました。まず九度山駅で降り、真田庵へ。来年のNHKの大河ドラマが真田幸村で、真田庵は幸村の隠居所だった場所です。地元の人に「来年は脚光を浴びることでしょう」と話しかけながら歩きました。
   真田庵から慈尊院へ。空海の母、玉依御前が空海を訪ねてきましたが、高野山は女人禁制だったために留まった場所。空海は9日に1度山を下り、母を訪ねた言い伝えが残っています。般若心経を唱え、石段を登ってすぐの場所にある丹生官吏省符神社に参拝しました。
 慈尊院からタクシー2台に分乗し、丹生都比売神社へ。高野山との結び付きが強い神社です。神主から丁寧な説明を聞きながら、本殿や宝物館を見学させていただきました。神主の話は、この神社における神仏習合についての内容で、大変興味深く聞き入りました。
 再びタクシーで矢立へ。昼食を取ってから本番です。今回の「歩き」は、世界遺産にもなっている町石道を登ることでした。檀上伽藍まで60町、約6キロ。パラパラと雨がきましたが、何とか全員が午後3時すぎには山頂の大門に到着した。
 伽藍に参拝してから、宿の成福院に入りました。夕食の後、「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会の11月定例役員会を開きました。テーマは2016年の支援する会総会に伴って行う講演会・シンポジウムの中身でした。
 2日目は午前6時半から、お勤めに参列しました。朝食をすませると、一の橋から歩いて奥の院へ。続いてバスに乗って立里荒神に参拝しました。鳥居が続く上りの参道をゆくと、立て直したばかりの本殿が迎えてくれました。木が屋根を貫通するように造られています。残念ながら霧のため、周辺の山々が見られませんでした。
 再び高野山に戻り、金剛峯寺、徳川霊台を見て、日程は終了。高野山も立里荒神への道も、紅葉の美しい時期でした。
 

↑慈尊院を参拝


↑丹生都比売神社では神主の丁寧説明に耳を傾けました


↑町石道を登る支援する会のメンバー




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