「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会は徳島県美波町で10月23日、プロジェクト主宰者の歌一洋さんと歩く会をしました。歩く会はヘンロ小屋の現状の調査や小屋づくりのための土地探し、地元の方々との交流などを目的に行っていて、今回は6回目です。
支援する会は前日、隣接する阿南市で「遍路道と休憩所(ヘンロ小屋)」をテーマに講演会を開きました。歌さんや支援する会の大阪のメンバーは夜、美波町の橋本屋旅館で宿泊しました。このため、スタート地点は宿の前でした。
徳島県の会員も含め参加者は9人と、こじんまりした遍路になりました。午前8時半に出発し、田井ノ浜を歩き、いったん山道を登って、再び海岸に下り、ウミガメの産卵で知られる大浜海岸を見ながら進み、目的地は23番・薬王寺というコースでした。距離は約12キロ。ちょっとトラブルがあったので、薬王寺着は正午すぎになりました。
雨が心配でしたが、天候は何とか持ちこたえ、曇と晴れを繰り返す天気の下で歩きました。気温は結構高かったものの風が強く、心地よい歩き遍路でした。コースにはいくつかの休憩所があるのが確認でき、プロジェクトとしてどこかに建設すること積極的に取り組むかどうかは、改めて検討することになりました。