高松市一宮町1110の喫茶店、古民家茶屋みもざに、日韓友情のヘンロ小屋(ヘンロ小屋53号・茶処みとよ高瀬、香川県三豊市)の模型が置かれています。
経営者の松澤茂さんは木工細工が趣味で、2017年5月に作りました。木でできていて、横35センチほど、奥行き約10センチです。小屋の模型作りは、偶然が重なりました。
友情のヘンロ小屋の建設は、韓国ソウル市に住む女性先達の崔象喜さんが、2014年の支援する会の総会で提案したのがきっかけです。日韓で寄付金を募り、2014年11月23日に竣工式をし、崔さんも参列しました。
その2日後、崔さんは高松市の83番一宮寺から84番屋島寺に向かって歩いている時に偶然、みもざに入りました。そこで、崔さんの写真が載っている友情のヘンロ小屋の新聞記事が話題になりました。
それからしばらくして、松澤さんは目の治療のために白井病院に通うようになりました。なんと、友情のヘンロ小屋は病院の敷地にあったのです。ここで、松澤さん、ヘンロ小屋、崔さんが1つに結びつつきました。
崔さんは遍路をするたびに、みもざに寄ります。2017年3月28日のみもざオープ3周年の日には、竹細工の遍路人形をプレゼントしました。そのことが引き金になり、松澤さんは日韓友情のヘンロ小屋の模型を作ることになりました。
小屋の屋根は、建国の建物をモチーフにしていて、緩やかなカーブを描いています。模型は板で作ったので、そのカーブが難しかったと松澤さんは話しています。